引っ越しの訪問見積もり時に、営業マンの押しが強くて苦労することがあります。
主にこの押しの強さが出やすいのは、引っ越し専業の業者に見受けられます。
引っ越し業者は大きく分けて運送と兼業か、引っ越し専業に分けられます。
引っ越し専業はどうしても、引っ越しで稼いでいく必要があるので、必然的に「なんとか」成約を取ろうとします。
その結果として「即決!」「今じゃないと、今日じゃないとこの価格は無理」というキーワードが出てきます。
引っ越し専業か兼業かっていうのは、比較的分かりやすいです。
こちらは大手の引っ越し業者です。
サカイ引越センター
日本通運
アート引越センター(0123)
ヤマトホームコンビニエンス(クロネコヤマト)
ハート引越センター
アーク引越センター
アリさんマークの引越社
SGムービング(佐川急便)
引っ越し専業は、サカイ引越センター、アート引越センターなど、社名に「引越」という言葉が付いてます。
一方、兼業は日本通運、ヤマトホームコンビニエンス、SGムービングなど、運送大手です。
兼業だから質がさがるとかそういうことはありません。
大手の場合、運送と兼業でもきちんと部署が分かれているので、実質専業と言っても良いぐらいです。
ただし、基本的にがつがつしてません。
営業マンの考え方によるところはありますが、引越し専業の営業マンの方が必死さが違うと言えます。
今日成約しないとこの価格は無理というのは本当か?
営業マンによって「この価格は今日しか無理」「即決じゃないと無理」っていう話が出ることがあります。
これは本当の時とウソの時があります。
本当の時というのは、主に引越しシーズンだったり、引越しが土日になっている場合です。
特に引越しシーズンの場合、予定自体がものすごく混み合うため、今は大丈夫でも、明日になったら無理になることがあります。
このため、あながちウソでもないです。
また、実際、翌日にやっぱりお願いしたいってなったとき、高くなるケースがあります。
一方で、ウソの場合っていうのは、引越しがそれほど忙しくない時期で、しかも平日の場合です。
こういう場合、予定を立てやすいため、翌日になっても価格は変わらない、ということがあります。
そんなのわからない!どうすれば良いの?
引越し業者の考えている事なんて普通は分かりません。
こういうときにどうすれば良いかというと、訪問見積もりの順番に注意します。
上でお話をしたように、引越し業者は同じように見えても、運送兼業と引越し専業に分かれます。
このため、まずは運送兼業の引越し業者に来て貰って見積もりを出して貰います。
そして、その後に引越し専業の業者に見積もりに来て貰います。
この順番を間違えると変な営業マンに当たったら苦労します。
日通やヤマトの見積もりを先行させることで、運送兼業の会社がどの程度の見積もりを出してくるかが分かりますし、見積もりも穏やかに進みやすいです。
その後、引越し専業の会社の見積もりを受ければ、相場も見えてきますし、その価格で決めた方が良いかどうかも見えてきます。
即決を求めてくる、今日の決定を求めてくるような営業マンの場合、こちら側にも「断る理由」がないと辛いです。
このため、最初に他の会社から見積もりを取っておけば、その価格が良いのかどうかが見えてきます。
断るならそれが断る理由になりますし、断らないなら受け入れる理由にもなるわけです。
あとはどうやって見積もりを依頼するか
基本的に後で困らないようにしたい場合、訪問見積もり一択になります。
理由は、電話やネットの見積もりの場合、想定と違うケースが出てきたら後で面倒だからです。
そういう嫌な思いをしないためにも、訪問見積もりで不安を無くしておきます。
業者の選び方は上の大手の引越し業者にそれぞれ個別に連絡をして見積もりを依頼しても良いですし、無料一括見積もりサイトを使って大手も中小も含めて
見積もり依頼を出す方法もあります。
無料一括見積もりサイトの場合いろいろとありますが、有名どころはこちらにまとめました。
無料一括見積もりサイトのメリット・デメリット
一括見積もりのメリットはまとめて見積もり依頼が出来る事です。
大手も中小も含まれるので、依頼が簡単というのが最大のメリットです。
上で紹介した1位の引越し侍はまさにそれ。
ただ、引越し侍は問題ありませんが、何も考えずに見積もりサイトを使うと、デメリットがあります。
たくさんの引越し業者に見積もりを依頼するのは簡単ですが、対応は全部依頼者がするために、個別に引越し業者に見積もりの依頼をしている事と変わらない点です。
その依頼の内容をいちいち個別に説明するか、あるいはまとめて説明してその手間を省くかの違いです。
このため、そういう対応が嫌っていう人にとっては、無料一括見積もりは便利なだけで使えないって話になります。
そういったデメリット部分を解消しようとして生まれたのが、2位の引越しラクっとNAVIです。
ここです↓
ここも無料一括見積もりサイトですが、見積もり依頼をした後は、結果が出るまで基本的に引越し業者とやりとりはほとんどしません。
ここはサポートセンターという仕組みを採用していて、見積もりに関する情報や引越し業者とのやりとりを、依頼者の代わりに引き受けてくれます。
このため見積もりの金額も業者(サポートセンター)対業者(引越し業者)という感じで、最初から最安値が提示されます。
これは、この引越しラクっとNAVI自体が、法人サポートをメインにしているためです。
このため、提携業者も信頼出来るところ、実績のあるところをメインにしているため、駆け引きがありません。
引越しの見積もりを取るときに、少しでもストレスをへらしつつ、見積もりもお手頃なものを手に入れたい人には役に立ってくれます。
そういったやりとりすら面倒というときにはここが一番便利で簡単です。
引っ越し料金を安くするコツはここにまとめました