初めて引っ越しをする、久々に引っ越しをするときに大事な事は、早めに「現状を見て貰う」ということです。
初心者だからこそありがちなのが、荷物をある程度選んでからとか、どれを残して、どれを持って行くかが判断出来てから、ということが多くなりやすいです。
「さらに、いつどうやって見積もりを依頼すれば良いの?」ということにも悩んでしまいます。
引っ越しの見積もりをとるときにはいくつかポイントがあります。
引っ越し予定日を基準にして、2週間~1ヶ月ぐらいの間に最初の見積もりを依頼する
見積もりは何度も依頼するものじゃ無いっていうイメージがあると思います。
ただ、引っ越しはすんなり行けば良いですが、日程が変更になったり、引っ越し先が変更になることだってあります。
だから確定してから見積もりをとるって言う人もいますが、実は早めに見積もりを依頼することで、引っ越しの準備がはかどるメリットと、実際にいくら掛かるのかという目安が見えてきます。
この時の見積もりは、出来れば訪問見積もりが良いです。
訪問見積もりは家の中に入ってくるので嫌!っていう人もいますが、それがプレッシャーになって部屋を片付けられます。
そして、引っ越しで持って行くものとそうで無いものをどうしようかと、本気で考え始めます。
これは早ければ早いほど良くて、だからこそ2週間前から1ヶ月ぐらいの間に引越し業者に見積もりを依頼します。
見積もりをとることが引っ越しの成約ではないので、「決めました」とは言わない
見積もりというのはあくまで見積もりです。
このため「検討させて頂きます」ということで後日決定にすると良いです。
それよりもとにかく出てきた見積もりを見ます。
大抵びっくりするはずです。
この段階の見積もりは持って行くものと持って行かないものの区別がまだちゃんと付いてないので、見積もりも全部をひっくるめての金額になりやすいです。
意外となんでも持って行こうとします。
でも、見積もりの金額を見ると、この意識が一気に変わります。
そろそろ買い換えようかなと思っていた冷蔵庫は持って行かない選択になったり、洗濯機も古くなったけど持って行こうというのが取りやめになったり、あれもこれもが厳選されるようになります。
見積もりを依頼する時のポイント
見積もりを依頼する時は引っ越し先と持っていく荷物、いつ引っ越しをしたいのか、という3つのポイントが分かれば見積もりが出ます。
ただ、この時にやりがちなのが「自分の希望日時で引っ越しをしようとする」ということです。
これは当たり前の事です。
また、見積もりを依頼する時も「希望日時は?」って聞かれます。
大抵が、土日の午前中に最初希望します。
そして、これが一番見積もりを高くします。
見積もりの金額というのは、引っ越しの時期によって左右されます。
引っ越しが忙しいときは料金も高くなりますし、暇なときは安くなります。
そして、土日は引っ越しが忙しくなるときなので、料金が高くなる(少なくとも割引きになりにくい)わけです。
とくに日曜日についてはトラック割増料金が設定されているので、余計に高くなります。
こういうことを意識しながら見積もりの時に話しが出来れば苦労しませんが、大抵無理です。
でも、だからこそ、再度見積もりをお願いするときに、あるいは最初からでも良いですが、引っ越し希望日時をこちら側で決めないで、業者に決めて貰うという方法を取ると良いです。
荷物の量では金額は変わりにくいけど、日時の変更は金額が変わりやすい
引っ越しの料金は荷物の増減で変わりやすいって普通は思います。
でも、実際には少々荷物を減らしたぐらいでは、料金は安くなりません。
やるなら、今の半分以下にするぐらいです。
理由は、引っ越しの見積もりの基本はトラック単位・カーゴ単位だからです。
つまり、トラックが変わらない限り料金も変わらないって事なんです。
これが通常の宅急便などと違うお話です。
宅急便は荷物1つにつきいくらですが、引っ越しの場合はトラック1台に付きいくらの世界です。
だから、荷物の量では引っ越し料金は変わりにくいのです。
ところが、日時の変更は簡単に金額が変わります。
先ほどの日曜日の引っ越しをというのを止めるだけでも、トラック料金割増代が掛かりません。
さらに「何日から何日まででいつでも良いので一番安い見積もりを出してください」と伝えてみてください。
これが引っ越しの見積もりを一番安くしてくれる魔法の言葉です。
要はこちらの都合ではなく、業者の都合に任せることで、一番安い見積もりを出して貰う方法です。
引越し業者としても引っ越しの予定が忙しい日よりも、暇な日に入る方が効率が良いです。
さらに、既に受けている他の引っ越しとの兼ね合いで、都合良く当てはまるかも知れません。
そういう隙間に入れて貰うことで金額が安くなりやすくなります。
引っ越しの見積もりをとるときは複数の引越し業者から見積もりをとる
通常、引っ越しの見積もりは一社からしかとらないと思います。
特に久々の引っ越しであったり、初めての引っ越しなら尚更です。
それはそれで良いのですが、引っ越し料金を少しでもお手頃にしたい場合は、複数の引越し業者から見積もりをとって「比較」した方が良いです。
引っ越しの料金というのは、本当に千差万別で、同じような金額になることは少ないです。
小さくて数千円、大きくて数万円から10万、20万の差が出ることがあります。
これは比べないと分からないのと、業者側も比べられてるときとそうじゃないときで使い分けているのもあります。
業者側もわざわざ競合がいないのに安くする必要はありません。
このためさも値引きしたような感じで定価に落とすことがあります。
傾向としては、他の引越し業者から見積もりをとってるかどうかって聞くことが多いです。
それぐらい複数の引越し業者から見積もりをとると言うことは、他社に影響を与えるということです。
ただ、とにかくどこの引越し業者に依頼したら良いかといえば、まずは大手の引越し業者を選ぶと良いです。
大手の引越し業者一覧
サカイ引越センター
日本通運
アート引越センター(0123)
ヤマトホームコンビニエンス(クロネコヤマト)
ハート引越センター
アーク引越センター
アリさんマークの引越社
SGムービング(佐川急便)
特に上から5番目までは全国の引っ越し受注売上上位常連です。
超有名ってことですね。
このため、よく分からないからとにかく安心して見積もりをとりたい場合は、ここから選ぶと良いです。
ただ、複数の引越し業者に依頼する場合、同じ作業を何度も繰り返す必要があります。
そのため、よく使われるのが無料一括見積もりサイトです。
有名どころはここにまとめました。
無料一括見積もりサイトというのは、要は申込み一つで複数の引越し業者に見積もりを依頼出来る仕組みです。
ただ、通常の一括見積もりサイトは、見積もり依頼後に各業者と個別にやりとりをする必要があります。
見積もり依頼は一括だけど、その後は自分でやってねっていう仕組み。
これじゃあ、初心者にとってきついです。
そういった初心者のためのサービスが2位の引越しラクっとNAVIというところです。
ここも同じように一括見積もりサイトですが、見積もりの依頼自体は同じように窓口が一つです。
しかし、申し込んだ後は、サポートセンターが依頼者の代わりに、引越し業者とやりとりをしてくれます。
これって今までに無かった仕組みなんですね。
その分、依頼側のストレスが大幅に下がりました。
しかも、キャンセルなども管理画面で出来るようになっているのも助かります。
見積もりだけで無く、引越しの不安なことなども、このサポートセンターの人に相談が出来るので、さらに安心が出来る事も特徴的です。
引越しは滅多にするモノでは無いからこそ、その道のプロに手伝って貰いながら、効率よく、かつ、安く見積もりをとって引越しが出来るようになってきました。
初めての人ほど役立ちます。
引っ越し料金を安くするコツはここにまとめました